RHYTHM／詩とパンと珈琲 Mon Coeur

近年新しい店舗が増え、カフェの街として盛り上がりを見せつつある釧路。今回は落ち着いた空間でゆったりと過ごせる、2つの注目カフェをご紹介。観光の寄り道に、あるいは目的地として、気軽にひと休みしに訪れてみてください。

明るいお洒落な店内で、心癒やされるひとときを。

国道38号線沿いにある、スタイリッシュな外観が特徴の〈RHYTHM〉。木の温もりが感じられるお洒落な店内では、オリジナルブレンドのコーヒーとともに、手づくりのケーキやパフェなどのオリジナルスイーツが味わえます。おすすめは、ふわふわのシフォンケーキにイチゴをはさんだ「シフォンサンド」。シンプルなカスタードと生クリームが上品な甘さで、コーヒーとも相性抜群。テイクアウトも可能です。

さらに店内では特製の焼き菓子も販売中。最近人気を集めているのが、数字の語呂合わせが可愛らしい「北海道946クッキー」です。釧路観光のお土産や、遊びに行く時のちょっとした手土産に買っていく人が多いのだそう。

店舗の2階には雑貨店〈send〉が併設されており、道内外の作り手による器などの作品が並んでいます。コーヒーに焼き菓子に雑貨。それぞれのリズムが心地良く響き合う空間で、ゆったりコーヒーブレイクを楽しんでみてはいかがでしょう。

本に囲まれた空間で、店主こだわりのパンとコーヒーを。

店主の高橋宏文さんが札幌で10年間営んでいた店を閉め、新天地で同じ名前の店を開こうと釧路にやって来たのは2019年のこと。人づてに釧路の〈舟木コーヒー〉のことを知り試しに飲んでみたところ、そのおいしさに感嘆。「店のことは何も決まっていなかったのに扱う豆が決まってしまいました」。その後無事に土地が見つかり、翌年店をオープンさせました。

店内には人気の「クロワッサン」を始め、20種類以上のパンが並びます。カフェスペースが併設しており、購入したパンをその場で食べることも。壁には高橋さんが集めてきた数々の本がずらりと並び、それらを読みながらゆったり過ごすことができます。

高橋さんが大切にしているのは、パン、本、コーヒーが等しくある空間。「うちはブックカフェなので、パンがあって、本があって、それを全部繋いでくれるのがコーヒーだと思っているんです」。高橋さんが惚れたというコーヒーの味とともに、おいしいパンを噛み締めてみて。