湖畔の温泉街、
アイヌコタンに滞在。

阿寒湖温泉

  • 釧路市

釧路周辺には、幾つかの温泉地が存在します。中でも古くから多くの観光客に愛されてきたのが、阿寒湖温泉。静かで広い湖のほとりに立てば、心身がすうっと整っていくのが感じられます。昔ながらの温泉街の街並みに現代の感性が融合した、不思議な空気感の温泉地。ただ歩いているだけでも面白い場所です。

ノスタルジックで新しい、独特な空気を楽しむ。

阿寒湖温泉は現代風の新しい宿泊施設がありながら、昔ながらの観光遊覧船や、木彫りやお菓子などを並べた土産店など、ノスタルジックな温泉街の街並みが残されています。また、アイヌコタンには土産店や飲食店のほか、阿寒湖アイヌシアターではアイヌ民族の伝統文化を感じられる舞台が連日上演されています。「昔ながらの温泉街」「モダンな宿泊施設」「アイヌ文化の発信拠点」という3つの要素がないまぜになった独特の空気感は、阿寒湖温泉を形成する大きな魅力のひとつと言えるでしょう。しかも、それらの要素は徒歩圏内にまとまっているため、ふらりと散策するだけでも十分にその雰囲気を味わうことができるのです。なお、冷涼な気候のため、夏場でも朝晩は冷え込むことがあります。浴衣姿で外に出るなら、羽織りものをお忘れなく。

自然を楽しむアクティビティも充実。

阿寒湖温泉街の周囲には、広大な森が残されています。そのため、夏にはトレッキングや遊覧船にフィッシング、冬でも、スノーシューでのハイキングやファットバイクでの散策、カヌーなどのアクティビティを楽しむことができます。各宿泊施設から申し込むこともできますし、アクティビティ専門業者を通しての予約も可能。特に冬場は天候に左右されることが多いので、日数や時間に余裕をもって、ゆったりとした気持ちで楽しめるといいですね。有料のアクティビティに参加しなくても、運が良ければ「けあらし」「サンピラー」「ダイヤモンドダスト」などの寒さが織りなす自然現象に出会うことができるかも。特に真冬の早朝は狙い目。布団から出たくない気持ちはやまやまですが、旅行に来たときくらいは張り切って、日の出の頃に外に出てみるのがおすすめです。

阿寒湖温泉

執筆スタッフ

片山静香

帯広市出身。手仕事(クラフト)の取材が大好き。趣味で白樺樹皮のカゴ編みや木彫り熊制作などを楽しんでいます。3児の母として子連れで行けるお店の情報にもアンテナを張っています。

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