ラフティングからものづくりまで。
気ままにアウトドアを体験。

心の里 埜のてらす 野あそびベース フリルフスリフ

  • 札幌市

川に繰り出してラフティングやサップに挑戦してみたり、のんびり焚き火の前でバウムクーヘンを作ったり、雨の日は屋内でバードコール(鳥のさえずりに似た音を出す道具)を作ることも。家族連れや友人同士で楽しめる多彩なメニューが特徴の〈野あそびベース    フリルフスリフ〉。同じ施設内にあるレストランや物販もあわせて、のんびりじっくりアウトドアを体験してみませんか。

本格的なアクティビティはもちろん、気軽な体験も。

定山渓の魅力と言えば、都心に近いのに自然がしっかりと残っているところ。深呼吸したくなるほどの大自然なのだから、身体を動かしたくなるところ。「でも何ができるのかわからない…」という方には、2022年にオープンした複合施設〈心の里 埜のてらす〉の中にある〈野あそびベース フリルフスリフ〉に行ってみましょう。

〈フリルフスリフ〉では、ラフティングやサップなどの川遊び、たき火や薪割りなどの野遊び、バードコールや石鹸づくりなどのものづくり体験を行っています。お話を伺ったのは、代表の木村駿太さん。十勝や札幌周辺でのアウトドアガイドの経験を活かし、〈フリルフスリフ〉を運営しています。「定山渓は道内の方には知っていただいているのですが、道外での知名度はまだまだ。札幌から近くて立地が良く、夏も冬も楽しめる自然環境があることを、もっと知ってもらいたいと思っています」。木村さんは教育大学の出身で、子どもが楽しめる野外コンテンツを考えるのも得意だそう。オープンに合わせてたくさんの体験メニューを開発しました。
川あそびの中では、定山渓の美しい渓谷の中をサップで漕いで進む「渓谷サップツアー」や、未就学児でも安心して楽しめるラフティング「ちびっこかっぱツアー」が人気。また、〈埜のてらす〉内でできる気軽な体験にも注目です。「くるくるバウムクーヘン作り」は、テラスにある焚き火台で楽しめるメニュー。家族連れを中心に好評なのだとか。

さらに宿にチェックインしてからでも外遊びが楽しめるように、夜にできる体験にも力を入れています。夜に川に行ってカヌーを漕ぎだしてみたり、フリルフスリフ内での「たき火体験」もできます。とにかくメニューの数が多く、家族や友人の希望に合わせて選べるところがありがたいです。
取材時には、手軽にできる「温泉石鹸づくり」を体験しました。定山渓内にある温泉旅館のふる川から汲んできたという源泉を混ぜて、こねていきます。ほど良い固さになったらお好きな型で抜きます。最後にドライフラワーを飾り付けて完成。3歳以上のお子さんや、大人でもじっくり楽しめます。あっという間に定山渓の温泉成分が入った、美肌石鹸ができました。

レストランや物販もあわせて楽しんで。

埜のてらすにはレストランや物販コーナーもあります。近隣農家の野菜や、ワインなどの加工品が揃います。人気は〈honohono〉が作る定山渓たまごプリン。卵そのもののような見た目で、マンゴーとパッションフルーツの甘酸っぱいジュレがポイント。トロトロでやわらかめのプリンです。売り切れることもありますので、気になる方はお早めに。埜のてらすではハンモックに揺られたり、テラスでのんびり過ごすこともできます。ランチを食べて、お土産を買う。チェックインやチェックアウト前後にふらりと訪れるだけでもおすすめです。
〈フリルフスリフ〉はノルウェー語で「気ままなアウトドアライフ」、「屋外での暮らし」を意味するそう。しっかり計画を立てて川遊びを楽しんでもいいし、たき火に癒やされたり、ものづくりに勤しんでもいい。〈フリルフスリフ〉は誰もが気ままにアウトドアを楽しめるよう、後押ししてくれるのです。

心の里 埜のてらす 野あそびベース フリルフスリフ

住所
〒061-2303
札幌市南区定山渓温泉西4丁目371
電話番号
070-1534-9272
定休日
※埜のてらすは木曜定休
公式サイト

執筆スタッフ

猿渡亜美

帯広市の隣、芽室町出身。日高山脈・剣山のふもとで育ちました。学生時代は歴史学を専攻。特に明治、大正、昭和の時代を好み、古い建物や道具、当時の暮らしなどに関心があります。

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