ローカルに根づく洋菓子店。

PATISSERIE Nobuya/patisserie juwel/菓子工房Shiga

  • 北見市

牛乳やバター、小麦粉など、北見や北海道の豊かな自然環境で育まれた素材を使い、パティシエが工夫を凝らしてスイーツを作り上げています。ローカルでどこかアットホームな雰囲気が心地良い、北見市内の洋菓子店を紹介します。

華やかなケーキやタルトがずらり。

扉を開くと目を奪われるのが、ガラスケースの中に並ぶ美しいケーキ。中でも色とりどりのフルーツを使ったタルトやケーキの存在感は、ひと際大きい。アートを鑑賞するようにケーキを眺め、迷いながら買い物を楽しむ客たち。〈パティスリーノブヤ〉のケーキには、そんな心躍るひと時も付いてくるのです。北見では家族や親戚が集う時、ケーキでもてなすことが多いといいます。一度にたくさんの量を購入する地元客の姿も。また、定番のクッキーなど、ちょっとしたお土産にぴったりな焼き菓子も豊富。カフェコーナーもあり、ケーキと飲み物を味わいながらゆっくり過ごすこともできます。

PATISSERIE Nobuya(パティスリー ノブヤ)

住所北見市緑町3丁目2-6
電話番号0157-36-8600
営業時間10:00~19:00
定休日火曜(祝日の場合翌日)、他不定休

こっくりとした甘みのケーキ。

「宝石」を意味する店名のとおり、店に並ぶスイーツはどれも美しく輝いています。「見た目にも、驚きがあるお菓子を並べたい」と話すのは、オーナーシェフの西則好さん。華やかさにこだわる一方、食の安全にも関心を寄せます。「自分の子どもや友人にも安心して食べてもらえるものを並べています。流行を追うのではなく、自信を持って薦められる菓子を目指したいですね」。ケーキをいただくと、口の中でこっくりとした甘みが広がります。独自の道を追求する、西さんの信念が感じられました。

patisserie juwel(パティスリー ジュエル)

住所北見市本町5丁目10-10
電話番号0157-25-3727
営業時間10:00~19:00
定休日木曜

地元に愛される、老舗のワッフル。

北見市内で大正6年(1917年)に開店し、創業から100年以上となる老舗。100周年を機に店名を含めてリニューアルしましたが、「町のお菓子屋さん」といった庶民的な雰囲気は変わっていません。
4代目の志賀裕希さんは客とのコミュニケーションを第一に考えています。そうした信頼の積み重ねこそ、地元で長く愛される理由でしょう。人気の菓子が生まれた裏話にも、客を大切にしてきた同店の歴史が垣間見えます。例えば「ワッフル」は、「常連の長距離ドライバーが手軽に食べられるように」と考案したものなのだとか。
地元素材を使った商品が多いのも、〈Shiga〉の特色。地域と共に歩む誠実な姿勢に触れるたび、菓子も一層おいしく、味わい深く感じられます。

菓子工房Shiga

住所北見市端野町3区2-4
電話番号0157-56-2030
営業時間9:30~19:30
定休日火曜
URLhttp://shiga1917.com/

PATISSERIE Nobuya/patisserie juwel/菓子工房Shiga

執筆スタッフ

猿渡亜美

帯広市の隣、芽室町出身。日高山脈・剣山のふもとで育ちました。学生時代は歴史学を専攻。特に明治、大正、昭和の時代を好み、古い建物や道具、当時の暮らしなどに関心があります。

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