100年以上の歴史を誇る名湯へ。

美白の湯宿 大江本家

  • 北見市

北見の中心地から西へ40分ほど車を走らせた留辺蘂町にあるおんねゆ温泉。「北見地方の奥座敷」として、地元の利用者や観光客、湯治客に親しまれてきました。開湯から100年以上の歴史をもつ名湯であり、歴史の浅い北海道の温泉地の中では、道南の知内、登別、定山渓、に次ぐ老舗のような存在です。

美白の湯、おんねゆ温泉。

「温根湯(おんねゆ)」の名称は、アイヌ語の「オンネ」(大きな)、「ユ」(お湯)に由来。この名前から、湯量が多いことが想像できます。近隣にはおんねゆ温泉の他、東にポンユ温泉、西に滝の湯温泉があり、3つの源泉あわせた一帯が「おんねゆ温泉郷」と呼ばれています。

おんねゆ温泉の歴史は、遡ること明治32年の北海道開拓時代。元々は、アイヌの人々が無加川のほとりで自然に湧出していた温泉を利用していたのがはじまりだと伝えられています。

泉質は、アルカリ性単純温泉。PH値が高く、角質化した皮膚が洗い落とされるので、ツルツルっとした肌触りに。抗酸化作用が高く、アンチエイジングにも効く「美白&美肌の湯」、「若返りの湯」としても有名なのです。ちなみに、川から湧いていたことから「川で洗濯をすると、洗濯物が白くなる」という言い伝えもあるそう。

自慢の源泉100%かけ流しの温泉をご堪能あれ

おんねゆ温泉街の中でも、最も歴史の長い大江本家。大小3つの湯船に、ジャグジーや打たせ湯、寝湯に露天風呂、そしてサウナと設備も充実しています。100%源泉かけ流しで、約53度の源泉が浴槽に注がれるころには41~43度の適温に冷まされます。源泉の温度が高すぎでも、低すぎでもなく、ちょうど良い。「加温、加水、ろ過、循環」を一切せずに提供される温泉を楽しめるのは、おんねゆ温泉ならでは。「ここは実に恵まれた環境です」とは、温泉ソムリエの資格を持つ須藤哲史常務。お湯の鮮度が高く、その効能を十分に味わうことができると言います。

露天風呂の向こうに流れているのは、無加川。川のせせらぎに耳を傾けながら、温泉に身を委ねて。ほっこりと身体の芯から温まって、日々の疲れを癒しましょう。

美白の湯宿 大江本家

住所
北見市留辺蘂町温根湯温泉466-1
電話番号
0157-45-2711
ご案内
宿泊の場合/チェックイン~翌朝9:00 ※1:00~4:30は利用不可
日帰りの場合/14:00~21:00(受付)
日帰り利用料金/大人800円 子ども400円

執筆スタッフ

山口翠

神奈川県相模原市出身。大学進学を機に北海道・帯広へと移住し、北海道暮らしは現在8年目を迎えました。在学中は野生動物について学び、自然や動物の魅力を「書くこと」で伝えていきたいとソーゴー印刷へ入社。入社2年目となる2021年から雑誌スロウの編集に携わっています。

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